運動器ケア しまだ病院
足底腱膜は踵(かかと)の骨から足の指へ広がる強靭な腱の膜であり、足の土踏まず(縦アーチ)を支える重要な役割があり、歩行・ランニングにおいて、地面と足部の衝撃を和らげるクッションとして働きます。
足底腱膜炎は、ランニング動作を中心に陸上競技に多い障害ですが、ふくらはぎの筋肉や足底腱膜が硬かったり、扁平足や土踏まずが高い足の場合、ランニングや歩行などで足底腱膜に強いストレスが加わります。このストレスが繰り返されること(オーバーユース)で、足底腱膜に炎症が起こり、痛みの発生につながることがあります。
この足底腱膜が炎症を起こす原因とそれに対する運動療法の一部をご紹介します。
扁平足・土踏まずが高い |
|
足底のストレス増大 (オーバーユース) |
|
足底腱膜の炎症 痛みの発生 |
足底腱膜の柔軟性・足の指の筋力が低下し、炎症が起きないよう、柔軟性のある足としっかりした足が必要です。
1.足首・足底のストレッチ | ||
足底腱膜のストレッチ 足の指をしっかりと 反らすように |
ふくらはぎのストレッチ |
足の裏のマッサージ (ゴルフボール転がし) コロコロ転がします |
2.足の指のトレーニング |
||
タオルたぐりよせ タオルをつかむように足の指を大きく動かしましょう |
ウォーキング・ランニングの際、足の裏は靴を介して地面と接する唯一の部分です。
負担のかかりやすい部位ですから、上記のストレッチ・トレーニングを参考に障害予防に取り組みましょう。
関連リンク
関連施設