運動器ケア しまだ病院
投球障害の原因には、間違った体の使い方やストレッチなどのケア不足、疲労を無視した練習過多などがあります。
今回は、投球障害の選手に多くみられる「肘下がり」のフォームの改善方法例をご紹介します。
チェックポイントは、両肩に線を引いた延長線に対して、投球側の肘が高いか、低いかです。(下図)
低い場合は、投球障害発生の危険性が高くなります。ご自分のフォームをビデオ画像などを用いてチェックするとよいでしょう。
肘が下がる原因は、技術が未熟である場合もありますが、疲労やケア不足で、①肩甲骨周囲の筋力低下、②肩や腕の後面から背筋(右図黒塗り部分)の柔軟性が不足している場合もあります。このような状態では、肘を上げようとしても十分に引き上げられません。
以下に、動作改善のための運動のやり方の一部をご紹介します。
広背筋・上腕部後面 肘を持って体を横へ倒します |
|
肩後面 肘を抱えて胸まで引き寄せます |
バックプレス |
ボールはさみあげ 肘を高く上げるように意識して下さい 10回3セット |
関連リンク
関連施設