運動器ケア しまだ病院

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生きるよろこびをあきらめない。その人の「しあわせ」を考える。

内視鏡椎間板ヘルニア摘出術(MED)

平成16年11月より椎間板ヘルニアの手術が内視鏡でできるようになり、 入院期間が短く仕事やスポーツへの復帰が早くなりました。

Q. 内視鏡ヘルニア摘出術とは

内視鏡ヘルニア手術は従来の手術内容をより小さい切開で安全に行えます。
術後の痛みが少なく手術翌日から歩けるなど体に優しい手術で、入院期間が少なく(約1週間)仕事やスポーツへの復帰も従来の手術に較べてかなり早くなっています。
 ただし、その手術には豊富な経験と手術手技に習熟していることが必要です。
当院では内視鏡ヘルニア手術を1000例以上執刀した医師が手術を行います。
また、ヘルニアの手術後はリハビリが特に重要です。 担当の理学療法士が個別に運動指導を行い再発予防やスポーツへの復帰をお手伝いします。

Q. 傷の大きさは?

1.8cmです。
皮膚はテープ固定だけなので、抜糸の必要がありません。

Q. 手術時間は?

40分~1時間です。

Q. 麻酔は?

全身麻酔で行います。

Q. 手術の後は、痛いですか?

ヘルニアによる腰から足の痛みがとれているのをすぐに実感できます。
どんな姿勢でも、ストレスを感じることなく、ゆっくり寝ていられます。
手術自体の痛みも軽く、鎮痛剤が必要な方は3割程度しかいません。

Q. 術後はいつから動けますか?

手術の翌朝10時に理学療法士が付き添い歩行を開始します。
以後、歩行は自由ですが再発や血腫形成の予防のため術後3日目までは 基本的に安静にしていただきます。

Q. いつから入浴できますか?

手術の3日後には、シャワーを浴びていただけます。
術後6日目には、湯船に浸かっても大丈夫です。

Q. 入院期間はどれくらいですか?

手術の前日に入院し、手術の6日後を退院日としています。
しかし、2~3日の延長は考慮しますのでご相談ください。

Q. 治療費はいくらですか?

入院期間を7日間とした場合、自己負担金は、3割負担の方で約25万円です。高額療養費の申請をして頂きますと、高額所得者でない方は自己負担金は、約9万円※です。詳しくは、1階総合受付でお尋ねください。
※月をまたいでの入院の場合は、自己負担金額が異なる場合があります。

Q. 再発率は?

内視鏡ヘルニア摘出術は平成16年11月から始めて早くも1800例行いましたが、今のところ1年以内の再発率は3%です。

Q. 手術の危険性は?

内視鏡手術の1800例において死亡例なし。輸血を要するような多量の出血例なし。
神経損傷による後遺症なし。つまり、重症の合併症はありません。

Q. 復帰の時期はいつごろですか?

術後1週間で退院。その後1週間自宅療養し、学校への登校やデスクワーク、軽作業の仕事を許可しています。重労働の方は1~2ヶ月ぐらいリハビリをして、体力を付けてからの復帰が安全です。
スポーツは、術後2ヶ月くらいから徐々に参加し、3ヶ月くらいで完全復帰の予定です。
もちろん、体力の回復程度により変わってきますので、医師や理学療法士と相談してください。

Q. 術後のリハビリはどんなことをしますか?

手術翌日の歩行から開始し、柔軟運動(ストレッチ)筋力トレーニングや有酸素運動など
その人が必要とするレベルまで運動指導を行います。
病院併設のEudynamicsはびきのヴィゴラスもご利用いただきます。

Q. 術後の通院は?

リハビリの通院は週1回です。
診察日は1ヶ月に1回です。
術後最低3ヶ月間リハビリが必要です。

Q. 椎間板ヘルニアとはどんな病気ですか?

背骨の骨と骨との間にあるクッションの役割をするものが椎間板です。
椎間板は硬い袋(線維輪)に包まれ、中に比較的柔らかいもの(髄核)が入っています。
腰に負担の掛かる仕事やスポーツなどが原因で、硬い袋にひび割れが生じ、ついには中身が
とびでることがあり、これを「椎間板ヘルニア」と言います。
ヘルニアが神経に当たらなければ単なる「腰痛」で、1~2週間で治りますが、神経に当たり
ますと、いわゆる「坐骨神経痛」になり、姿勢を変えるときなどに腰から足にかけての痛みや
しびれが生じます。神経への圧迫が強い場合は、足が麻痺して動きにくくなることもあります。

Q. どんなとき手術を受けないといけませんか?

椎間板ヘルニアは、9割の方が手術をしなくても痛みがとれます。手術を必要とされる方は、
激しい痛みが硬膜外ブロックなどの治療で軽減されず1ヶ月以上続く。
安静にしていればあまり痛まないが、仕事や運動を行うと痛みが増しなかなか復帰できない。
足の神経が麻痺し、思うように力が入らない。膀胱・肛門の筋肉が麻痺し、排便が困難になる。

決してヘルニアの大きさで決まるわけではありません。

Q. 手術を受ける時期は?

はっきりした麻痺が、現れたら緊急的に手術を行うべきです。
しかし、麻痺がない場合はあわてて手術をする必要はありませんが、治療を開始して1ヶ月以上
経っても痛みが続く場合は、なかなか治りにくいですから手術を受けた方がよいでしょう。

Q.手術以外の治療にはどんなものがありますか?

1)消炎鎮痛剤
いわゆる痛み止めです。ヘルニアの痛みが強い場合は、あまり効果がないことがあります。痛みが強い場合は、内服薬より「坐薬」の方が効果があります。
2)硬膜外ブロック  
ヘルニアと神経に直接、麻酔薬・抗炎症薬を注入します。痛みが軽減するまで週1回づつ3~5回行います。
3)温熱、牽引療法
あまり効果がないことが多いようです。自宅で安静にしている方がいいと思います。
4)運動療法
ヘルニアによる神経の痛みが長期間続きますと関節・筋肉が硬くなって、それらの痛みの方が強い場合があります。 激しい痛みがある程度治まったら運動を開始すべきです。当院では理学療法士が腰に負担を掛けないストレッチやトレーニングを指導しています。身体を鍛えることで、今後の再発を予防します。
5)整体・カイロプラクティック
医学とは異なる治療法なので何とも言えませんが、
ヘルニアの場合は悪化して麻痺が起こることがありますのでおすすめできません。

Q. 術後は元の仕事やスポーツをしても、大丈夫ですか?

術後、しっかりとリハビリを行い体力をつければ、ほとんどの場合、元の仕事やスポーツに復帰できます。 ただし、ヘルニアになった原因が「身体が固い」「筋力不足」「就労時間が長い」などの場合それらを解消する必要があります。

Q. 術後すぐに仕事やスポーツを行っても大丈夫ですか?

ヘルニアをとった椎間板には穴があいていますので、それがふさがるまでの間(約1ヶ月間)は
再発の危険が高いと思います。
激しいスポーツの場合は術後約3ヶ月のリハビリ期間が必要です。
仕事も術後約3ヶ月間は残業など控えてください。

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