運動器ケア しまだ病院

島田病院

文字サイズ大 小

〒583-0875
大阪府羽曳野市樫山100-1

072-953-1001

求人情報

島田病院 Facebook

理事長からのメッセージ

 はじめに

DSC_0693_2

理事長 島田永和

 前回、メッセージを書かせてもらってから約1年半が経過し、新しい施設の運用をすすめてきました。前回の内容からの変更点もあります。改めて、ご挨拶をさせていただきます。

新病院棟になっての活動状況

 2016(平成28)年5月に現在の新病院棟の利用を開始しました。第2期工事中の現在は、仮の入り口として、介護老人保健施設「悠々亭」の玄関を利用し、駐車場から離れることになり、ご不便をおかけしています。そのまま真っ直ぐに新病院棟へ入っていただくと、外来診療を行う階になります。15室の診察室や処置室の他、レントゲンやCT、MRIといった放射線検査や血液検査や心電図、エコーなどの生理検査を行う部門が集中しています。一番広い面積をとっているのが、リハビリテーション(以下、リハとします)室です。

 島田病院の診療の特徴の一つが、このリハです。整形外科の扱う骨や関節、筋肉、神経など運動器のケガや障害に対して、動かして解決を図る方法を行っています。平均すると毎日約400名の方が外来を利用されますが、半数はリハを行っています。

 地下では、(工事中につき仮利用なのですが)メディカルフィットネスジムである「Eudynamics ヴィゴラス」が営業しています。健康増進に取り組む中高年の方や、外来でのリハは終了しても引きつづき自分自身の身体と向き合い健康維持に努める方、また、オリンピック選手も中高生の運動部員の皆さんも競技力の向上のため、トレーニングに通っておられます。

 少し遅れましたが、今年の11月には、エントランス部分と同時に道路から一番目立つ2階に新しい「Eudynamics ヴィゴラス」がお目見えします。より多くの方々にそれぞれの目的にかなったプログラムを準備し、ご利用をお待ちしたいと思います。

 病院部分の2階は手術室です。5室に増やした機能的な手術室で、高い技術の手術を提供しています。2016年度は1800件を超える件数となりました。6割ほどは内視鏡を使った手術で、傷跡が小さく、術後の痛みもこれまでより軽いため、より早期の離床が可能となっています。

 3階部分が、手術患者さんを受け入れる病棟です。いわば急性期ケアを提供する施設となります。若い人の場合、合併症などほとんどなく、元気な方が多いので、入院期間はとても短くなります。次々と入院して手術を終えるとどんどん退院されるというとても回転の早い忙しい病棟です。平均すると7日程度の入院期間です。

 そして、4階は、もう少しリハを継続したい患者さんに使っていただいています。高齢者に多い股の付け根付近の骨折、脊椎の手術、そして膝や股関節の人工関節などの患者さんが3階から4階に移り、リハを続けておられます。入院中のリハは最上階の5階に訓練室があり、そこで行っています。

 また、地域で生活されている高齢者・障碍者の方が、体調不良となられた場合、またこれまでできていたことができなくなるような機能の低下が起こった場合、さらに、痛みのために日常生活が過ごせない方など、お困りの方も入院をして治療を行っています。こうした方の治療には、総合的に診療できる内科医が大きな力を発揮しています。

エントランス部分の完成(グランドオープン)

 予定では、11月にすべてが竣工します。そして、先ほど紹介しましたが、「Eudynamics ヴィゴラス」が、新しい場所に入ります。同時に、くつろいでいただけるように、カフェもオープンする予定となっています。内部的なことではありますが、現在、ヴィゴラスが仮利用している場所を管理棟に改修し、すべての建替工事計画が終了するのは、新しい年になってからと考えています。

施設の名称の話し

 整形外科の「島田病院」として、今では地域の皆様に認知していただいていますが、もともとは結核を主体に診療をする病院でした。今回の新棟完成のタイミングで、心機一転、さらなる前進の機会にしようと、名称を変更することにしました。しかし、親しんでいただいている「島田病院」というのはなくしたくない気持ちもあります。そこで、まず、医療法人名を創設者の名前を由来とした「永広会」より「はぁとふる」に変更いたします。そして、病院名に関しては「運動器ケア しまだ病院」と機能を明示し、名前はひらがな表記とさせていただくことにしました。

形成外科のこと

 4月から形成外科医が勤務して、形成外科領域の治療も開始しています。整形外科と形成外科はよく似た科目名で紛らわしいです。その差を、うまく説明することは簡単ではありませんが、美容外科とは一線があります。美容外科は美的かどうかと言うことが治療を行う際の基準になります。しかし、形成外科での治療は、形態上の問題を扱うとしても、あくまで機能に主眼が置かれているところが大きな違いとなります。たとえば、前腕より先の手のケガや奇形・病気の他、皮膚の下にできるできものや酷い傷跡、また傷の処置が得意の対象となります。これまで島田病院ではカバーできなかった鼻、ほほ骨、目の周囲など顔面の骨折も対処可能となっています。ただし、脳にダメージがあるときには、脳神経外科医のいる施設での加療が必要となります

 このような状況で気になることがおありになれば、是非、ご相談ください。

これからの「運動器ケア しまだ病院」

 整形外科・形成外科の領域に関する手術はこれからも最先端の技術を駆使して、行って参ります。そして、島田病院の特徴は、これらの優れた手術と術前・術後に行われるリハとの組み合わせによる治療の体制が整備されていることです。いくら良い手術を受けても、術後安静ばかりで、動かないとすれば、せっかくの手術の値打ちが生まれてきません。また、それぞれの方が手術を受けて、回復されたら、何をしたいのか、具体的な目標を前もって伺っていますので、術後はその目標に向けて、一緒に努力をしていくことになります。

 スポーツ選手の場合は、スポーツ現場に復帰して、元通りのプレーを披露することといったように、はっきりとしたゴールがあります。しかし、高齢者の場合、骨折して、治療を行うとしても、日常生活で人に迷惑をかけないようにするといったような、やや消極的な希望を述べる方が多くおられるのです。もちろん、それはとても大切な目標の一つですが、もう少し踏み込んで、ご自分がやりたいことを具体的にお話しいただけば、ともにリハを行う際に大きな励みになると思うのです。孫の結婚式に着物を着て出席したいと希望を話してくれた方もおられます。近所の老人会の旅行に是非参加したいとおっしゃる方もおられます。そうした、実際的で現実に即したゴールを目指し、ご本人のガンバリをサポートしたいと考えています。

 在宅での生活を支えることも私たちの仕事の一つと思っています。風邪をこじらせて、数日寝込んだら、起き上がることができなくなることは、珍しいことではありません。肺炎というところまで重症化すれば入院して治療を受けることになります。その場合も、肺炎は良くなったけど、歩けていた人が歩けなくなったり、口から食事していた人が食べられなくなったりするようなことも起こります。こうした体力低下による行動の制限は、うまく取り戻すような工夫と努力をすれば、改善が見込めると思っています。当院が得意とするリハを主体としたサポートをこれからも充実させていきたいと思っています。

 新しくなった島田病院で、道路から一番目立つ場所にあるのが、「Eudynamics ヴィゴラス」です。健康増進の施設で、街にあるフィットネスジムと同様に、会員制でトレーニングに利用していただくのですが、大きな特色があります。それは、運動器専門の病院に併設してあることです。そのため、関節の痛みなどで治療を受けた後、普通の生活には支障がなくなったが、目標とするマラソン大会に出るにはまだ自信がない方とか、より元気で活動的な生活を目指す方に使っていただけるということです。

 その延長線上に、競技スポーツ選手に対するトレーニングがあります。日本代表選手でもプロ契約をしている選手でも、また、障碍者スポーツに取り組んでいる方でも、自分の身体のメインテナンスのため、また、競技力を上げるために、使っていただけるよう、専門スタッフを配備しています。これは小学生の野球少年からマスターズ陸上出場を目指す80歳のランナーまで年齢は関係ないと思っています。

 栄養に関する指導も充実させようと、管理栄養士の関わりもこれまで以上に濃くなるよう準備しています。少子化を少しでも改革するため、女性の一生を運動や栄養で支えることも、プログラムの一つに加える予定です。このように、あらゆる地域の「元気になりたい方」を対象に、私たちの施設がお役に立てばと考えています。

最後に

 建築はまだ継続しており、駐車場などご利用の皆様にはご不便をおかけしています。また、近隣の皆様には工事車両の出入り、また工事による騒音などご迷惑がかかっていると思います。最大限の配慮をさせていただいているつもりではありますが、今しばらく、完成に至りますまで、ご理解とご協力のほど お願い申し上げます。

2017年9月

関連リンク

関連施設

 
Copyright Heartful Group. All Rights Reserved.