感染管理の学会(APIC) に行ってきました

アメリカニューオリンズ — 7月11日~15日—

 昨年、皆さまの記憶に新しい「新型インフルエンザ」が世界中に広がりました。学会では、この状況が二度と起こらないためにまたは起こった時には、どうするべきかと新しい提案もありましたし、新たな耐性菌「アシネトバクター」の報告もありました。私にとっては勉強になった5日間でした。

日本からは、感染管理に関係する医療従事者と企業の方が約60人ぐらい参加されていました。
 感染対策の方法は日本もアメリカも変わりはありませんし、手を洗う事が重要であることも同じです。ただ、発表の中で入院する前の患者さんへ、感染対策について勉強をしていただき、職員が手を洗っていないなどを見つけたら、報告してもらう。そして、報告してくれた患者さんには、何かプレゼントをするというおもしろい発表がありました。さすがアメリカだなと思いましたし、なにか少しでもはぁとふるグループでできないものか?と考えています。

その発表ポスターを私が撮影していると「何か、私に質問してよ」と発表者の方が私に言ってきました。そこで、ひとつ質問をしてみました。「この様な試みで患者さんと主治医、看護師の関係が悪くならない?」と言うと彼女は笑いながら「あり得ないわ」と返されてしまいました。
これも、さすがアメリカです。

ちなみに、ニューオリンズはジャズの町ということでとても、素敵なところでした。


<ジャズの街をPRした学会会場>


法人事務局 感染安全管理担当
感染管理認定看護師 森下 幸子