感染対策は院内から地域へ


 4月の診療報酬改訂により感染対策についてある基準を満たした場合、
加算をいただけることになりました。この基準は、自分の病院だけで一生懸命感染対策を
行うだけでなく、地域の病院と連携し、感染対策を進めていかなければならないものです。
 いくつもの医療機関同士が互いに評価し、情報を共有することで地域全体の
感染対策が推進されます。そして、同時に患者さん達が安心して医療を受けることが
できる環境を提供することができます。

どのような基準なのか、ご紹介いたします。

  • ・感染対策の一定の研修を受けた者が専従(感染対策の仕事だけに専念する)となり、医師、看護師、検査技師、薬剤師の4職種がチームとして感染対策活動を実践している施設は加算1を申請します。
  • ・専従者はいなくとも4職種がチームとして感染対策活動を実践している施設は加算2を申請します。
  • ・加算1は、年に4回、加算2の施設とカンファレンスを開催し相談窓口としての役割も担います
その他にも、加算1同士が相互に決められたチェックリストを用いて感染対策活動を評価する連携加算も新設されました。

 これらを機会に、南河内医療圏においても、複数の医療機関と感染対策を進める基盤が
整いました。 詳細は、玄関に掲示しておりますので、ぜひご確認下さい。



法人本部 感染・安全管理担当
感染管理認定看護師
森下 幸子