看護部の感染委員さんと日本環境感染学会へ行ってきました

 昨年もご紹介しましたが、病院感染対策の専門家が全国から集まります「日本環境感染学会」へ今年も行ってきました。学会には医師、看護師、検査技師、薬剤師など計5,000人もの人々が集まりました。新しい情報や知識を修得するため、看護部の委員さんと一緒に行きました。

 写真は、ある企業の展示ブースでの写真です。この機械(テント?)は、廊下や屋外、病室前など15分程度で組み立てることができる、陰圧スペースを作るものです。米国製で、日本にはこれから売り出されるとか・・

  • ● 新型インフルエンザなどで、何らかの空気の管理が必要となった場合、病棟全体を封鎖し陰圧にして、他の病棟へ汚染された空気が流れないようにします。
  • ● 病院の増改築を行うときに発生する「カビ」(アスペルギルス)をこの機械の中で、工事することにより、発生するカビが病棟へ拡大しないようになっています。
  • ● 個室の前や手術室の前に設置することで、空気により感染する病原菌を個室や手術室から外へ出さず、特殊なフイルターを通して出てくるそうです。

「これって、廊下に設置して音は大丈夫なの?」とか「誰でも組み立てることができるの?」など色々疑問に感じたことを聞くことができました。

 ちょっとおもしろいなぁと思いましたので、ここで皆さまにもご紹介します。まるで、映画のシーンに出てくる(出てきた?)みたいに思いませんか?

日本環境感染学会:ある企業の展示ブースでの写真その1  日本環境感染学会:ある企業の展示ブースでの写真その2

法人事務局 感染安全管理担当
感染管理認定看護師 森下 幸子