「ウガンダ」から医師3人含む医療従事者9名が、島田病院を見学!

発展途上国の支援として、日本の政府開発援助(ODA)を一元的に行う実施機関JICA(独立行政法人国際協力機構)は、皆さま、ご存じでしょうか?今回の訪問は、そのJICAと創業60周年記念事業として「病院での手の消毒100%プロジェクト」を行っているサラヤ株式会社さんとの企画で実現しました。
東アフリカでの院内感染を減らし、感染症で命を落とさないために、感染対策の重要性や手あらいの啓発ができるよう、JICA、サラヤ、ウガンダ国が一緒に「感染対策プログラム」を立ち上げられたようです。
そこで、今回は初めて日本で研修を受講し、日本の病院における感染対策の実際を見学することになったのです。見学先には、島田病院が選ばれました。

手洗いの石けんやペーパタオル、電子カルテなどとても興味深く熱心に説明を聞いておられました。理事長のプレゼンで、「財政が厳しく、国は医療や介護費用の削減を進めている」と聞いたのに、どこも清潔で、たくさんの職員がいて丁寧なケアが行われていることに驚いておられました。
一番、盛り上がった?のは、島田病院入口にある「自動血圧計」でした(笑)。患者さん達が、自分でボタンを押して、血圧の値を確認し、す~っと外来へ向かう姿を見てびっくりしていました!
ちなみに、日本に来て、一番困っていることは「食事」だそうです。全く食生活が異なるようです。アイスコーヒーを見て「不思議な黒い飲み物!コーヒーはホットしか知らない~」とおっしゃっていました。

今回、感染対策を海外の方へ実際に見ていただき、私にとってとても良い経験になりました。最後に、ウガンダの保健省の医師が「必ずリベンジでもう一度、日本に来ます!」と熱く語っていたのが印象的でした。



法人本部 感染・安全管理担当
感染管理認定看護師
森下 幸子