大流行の兆し!ノロウイルスによる感染性胃腸炎


 11月27日、厚生労働省は感染性胃腸炎が過去10年の同時期で2番目に多い水準であると都道府県に周知しました。ノロウイルスは感染力が強く、大規模な食中毒を発生させたり、人から人へ感染拡大することが問題です。

 予防策としては、下痢や嘔吐など消化器症状がある人は調理に携わってはいけません。家庭で、そのような症状がある人は可能な限り、食品に触れる事を避けて頂きたいと思います。
 また、手ふきタオルは他の家族と別にすることやトイレの後は石鹸と流水でしっかり手を洗って下さい。次に、下痢や嘔吐の家族を介護される方は、嘔吐物や便に触れた後はしっかり、流水と石鹸で手を洗ってください。

もしも、嘔吐物が床にこぼれた場合は、速やかに新聞紙で拭き取り、薄めた家庭用ハイターで床を拭き上げて下さい。
(詳しくは、厚生労働省のリーフレットを参照してください:
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002pa7y-att/2r9852000002pac6.pdf)

 さて、はぁとふるグループでは、ノロウイルスによる感染性胃腸炎が拡大しないために、感染対策を強化しています。嘔吐物の処理トレーニングや手洗いの啓発を目的に、感染対策委員会が中心となって研修会を開催しております。 しかしながら、地域で流行している場合は、院外(施設外)から感染症が持ち込まれるリスクが上がります。そこで、皆さまへのお願いとして発熱や下痢や嘔吐など感染症状のある方は、面会をお断りしております。

冬は、インフルエンザも流行しますので、不要不急の方や小学校未満の方は、できるかぎり面会を控えていただきますようご協力願います。

法人本部 感染・安全管理担当
感染管理認定看護師
森下 幸子