2011年度APICへ行ってきました!!

  今年初めてAPICへ参加しました。会期は、2011年6月27日~29日の日程で、メリーランド州ボルチモア市で開催されました。英語がしゃべれない私にとって少し緊張気味で参加しました。その日に行われた各講演及びポスターセッションの要約とポイントについて、日本人講師の先生方に解説していただくサマリーセッションに事前に申し込んでおり、毎日レビューすることが出来ました。また、CDCガイドラインを作成している米国の先生と日本人参加者(ICN)とのショートミーティングでは今年3月に発生した東北地方太平洋沖地震後の避難所における感染対策ついて意見交換を行いました。日本ならではの文化による米国とは異なる感染対策について興味を示されていました。短い時間でしたが日本から世界へ情報を発信出来たのではないかと感想をもっています。
 また、その日の夜開催された交流会では、現地の先生方と直接話が出来、充実した時間を過ごしました。学会終了翌日の6月30日はボルチモア市内の病院(University of MarylandMedical Center)見学へも参加しました。最新の設備や敷地のスケールの大きさにはびっくりしましたが、実際に日々行う感染管理については日本での実践とそれほど差を感じませんでした。 
 最後に3日間の学会から楽しく学ぶことが出来ました。そして何より、APICより新しい感染管理の知見を修得する事も重要ですが、異文化に触れ本当に心と体がリフレッシュすることが出来ました。


2011年7月4日撮影

※APIC(Association for Professionals in Infection Control and Epidemiology)
は病院感染に関するガイドラインをいくつも公表している米国の感染管理・疫学専門
家の協会です。

医療法人永広会 島田病院
感染管理認定看護師
看護部 看護課 主任 山本典孝