感染管理認定看護師の役割

 皆さま、今月号から ”新たな、もっとも身近な”感染対策のシリーズ を進めていきますので、どうぞ、感染対策に関する疑問やご意見がありましたら、どんどん聞かせて下さい。

 さて、まずは『感染管理認定看護師』って何をする人なの?から始めたいと思います。認定看護師制度は、日本看護協会が特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を用いて、水準の高い看護実践のできる認定看護師を社会に送り出すことにより、看護現場における看護ケアの広がりと質の向上を図ることを目的として発足いたしました。この認定看護師は、一定の研修を受けた後に看護協会認定審査に合格し、特定の分野において個人、家族および集団に対して水準の高い看護の実践・看護者への指導・看護者に対する相談の3つの役割を担っております。(社団法人日本看護協会ホームページより引用)

 そして、1996年にこの制度に『感染管理』の分野が加わり、現在全国で146名の感染管理認定看護師が活動しております。私たちは、専門的な知識と技術を用いて、患者さま・来訪者・医療従事者・施設・環境を対象に、感染に対するリスクを最小限に抑えるために、正しくかつ効率的な感染管理を計画、実践、評価し、提供するサービスの質の向上を図るといった重要な責任をもっています。

 時々、病棟や外来をうろうろしている事がありますので、流行している感染症や何か気になることがございましたら、お気軽に声をおかけください!

法人事務局 感染安全管理担当
感染管理認定看護師 森下 幸子