「リハビリテーション」の概念と技術を積極的に活用し、自分らしさを支援します
リハビリテーションを、身体を動かすこと(痛い、きつい・・・)とイメージされる方が多いと思います。ですが、WHO(世界保健機構)によれば、「障がい(能力低下や社会的不利)およびそれをもたらす状態を改善し、社会的統合を達成するためのあらゆる手段を含む」とされており、その人に合ったゴールに向けて沢山の手段を使うことを指します。(「身体を動かすこと」は、リハビリテーションの中のほんの一部といえるでしょう)
それぞれ歩んできた人生も、これからの人生も違うため、一人一人求められることも違います。そんなニーズに幅広く応えられるよう、私たちはさまざまな取り組みをおこなっております。
私たちは、より効果的な機能回復を目指し、リハビリテーション支援ロボットをはじめとした治療用機器を積極的に導入・活用しております。
脳卒中などにより歩きにくくなった方に対しては、歩行練習を安全に行えるリハビリテーション支援ロボット(ウェルウォークWW-3000)を使用し、患者さんの状態に合わせた歩行練習を実施します。身体の状態を確認しながら段階的に練習できるため、安心して歩行能力の改善に取り組むことができます。
また、手足の動かしにくさや筋力低下に対しては、随意運動介助電気刺激装置(IVES:アイビス)や歩行神経筋電気刺激装置(NM-F1)などの治療用機器を活用し、神経と筋肉の働きを引き出すリハビリテーションを行っております。
これらの機器は、主治医の指示のもと専門スタッフが患者さん一人ひとりに適した条件を設定し、安全に配慮しながら実施します。機器による客観的なサポートと、セラピストによる専門的な対応を組み合わせることで、効率的で質の高いリハビリテーションを提供しております。
私たちは、「できることを増やす」ことを大切にし、日常生活への早期復帰とその人らしい生活の実現を支援します。
※治療用機器にはそれぞれ適応条件があり、症状や身体状況によっては実施できない場合があります。
私たちでリハビリテーションを受ける際、「職場復帰」を目標にされる方も多いです。
長期・継続して治療が必要となる場合、障がいが残る場合など、さまざまな状況に合わせた目標設定・リハビリテーションをおこないます。
多職種協働による「就労支援チーム」が活動しているのも私たちの特徴です。
職業復帰支援の知識・経験を持ったスタッフでサポートさせていただきます。
脳卒中や事故などの後遺症の一つに、「高次脳機能障がい」と呼ばれる症状があります。
注意、記憶、言語、感情や行動などに障がいが生じた結果、日常生活や社会復帰にさまざまな困難を引き起こすことがありますが、外見上わかりにくいため周囲に理解されにくいという特性があります。
私たちは、2013年度より高次脳機能障がいの当事者や家族を地域で支えるための連絡会の事務局を担い、圏域の障がい福祉サービス事業所、就労支援機関、精神科医療機関、当事者・家族の会との連携構築や、障がいに対する理解向上のための研修の企画などをおこなっております。
八尾市、藤井寺市の特別支援学級に私たちの作業療法士が巡回し、児童が地域の学校で健やかに過ごすことができるように支援をおこないます。成長に応じて変化が起こる学内の環境をひとつひとつクリアにしていくことで、児童が主体的に学ぶ環境を作り、笑顔と成長を医療分野の立場から見守ります。
今特に生活に支障がなくても、あるいは現在介護が必要な状態であったとしても、できる限り、末永く健康でいきいきした生活を送れるようにという思いを込めて、私たちは介護予防活動に取り組んでおります。
「動く」こと、予防の大切さを地域の方々にお届けする「公開リハビリテーション講座」や「出張はぁとふる教室」などの 私たち主催の活動から、地域で開催される市民公開講座、八尾市一般介護予防事業の参加など、さまざまな活動を通して地域の介護予防を推進します。