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読みもの

2026.09.18

「ひざ」について考える。その人らしさに寄り添う医師たちの挑戦!

歩く、階段を上る、しゃがむといった何気ない日常の動作。ふとした瞬間に「最近、ひざがこわばるな」「階段の昇り降りが少し億劫だな」と感じることはありませんか。こうしたひざの痛みや違和感は、年齢を重ねるにつれて多くの方に訪れる身近な悩みであり、決して特別な人だけの問題ではありません。人生100年時代と言われる現代において、自分の足でいつまでも元気に歩き続けることは、健康寿命を延ばし、豊かな人生を送るための基盤となります。ひざの痛みは個人の悩みにとどまらず、地域社会全体で向き合うべき大切なテーマといえます。今回は、当クリニックで診療を行う瀧上順誠医師のセミナー活動の報告を通じて正しい医療知識をお届けしたいと考えています。

 

 

第2回 河内オステオトミーセミナー開催報告:熱気あふれる会場と医師たちの挑戦

2026年9月12日、大阪市内の会場(TKP大阪梅田カンファレンスセンター)にて、瀧上医師が幹事を務める「第2回 河内オステオトミーセミナー」が開催されました。当日は関西各地から約60名もの医師をはじめとする医療従事者が参集し、会場は大きな熱気につつまれていました。前半は、膝の保存的治療から手術療法へのアプローチの一つである「骨切り術」に関するミニレクチャーや、実践的なハンズオン(実技指導)が行われました。続く後半では、実際の治療に難渋した症例を持ち寄り、活発なQ&Aやディスカッションが交わされる症例検討会を実施。医療の現場では、患者さん一人ひとりの状態に最適な治療法を提供するため、日こうした熱心な研鑽と情報共有が重ねられています。

 

「自分のひざを残す」という選択肢:人工関節と骨切り術の違いについて

ひざの痛みが進行した際、保存療法(リハビリや注射など)で効果が得られない場合の選択肢として、主に「人工関節置換術」と「骨切り術」があります。それぞれの特徴を知ることは、ご自身やご家族の治療法を考えるうえでの大切な手がかりになります。

 

人工関節置換術

痛んだ関節の表面を削り、金属やセラミックなどでできた人工の関節に置き換える手術です。

  • メリット: 痛みの軽減効果が高く、早期から安定した可動域や歩行が得られやすい点があげられます。
  • デメリット: 人工物には耐用年数があるため、将来的な再置換の可能性や、過度な高負荷運動に制限が出ることがあります。

 

骨切り術(自分の骨を温存する治療)

O脚などによって偏ってしまっているひざにかかる体重のバランスを、骨を切って真っ直ぐに矯正することで、ご自身の関節をそのまま残す治療法です。

  • メリット: 自分の膝の軟骨や組織を温存できるため、術後の活動制限が少なく、スポーツや趣味、仕事への復帰がしやすい点が特徴です。
  • デメリット: 骨がしっかりとくっつくまでに一定の時間がかかることや、変形の度合いによっては適応が限られる場合があります。

 

ひざの痛みでお悩みの方へ〜まずは正しい知識を知ることから〜

ひざの痛みや変形に対して、どのような治療法が適しているかは、年齢、ライフスタイル、そして症状の進行度によって一人ひとり異なります。「手術はまだ怖いけれど、このまま痛みを我慢し続けるしかないのだろうか…」そんな不安を抱えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。今回のセミナーで医療従事者たちが熱心に技術を磨いていたように、現代の整形外科治療にはさまざまな選択肢があります。痛みを一人で抱え込まず、正しい知識を知ること、そして信頼できる医療機関に相談することが、軽やかな日常を取り戻すための第一歩となります。「少し相談してみようかな」と思ったその時が、受診のタイミングかもしれません。当クリニックでは、天王寺区の皆さまがいつまでも自分らしく健やかに過ごせるよう、これからもサポートしてまいります。どうぞお気軽にご相談ください。

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