訪問先での1コマ
「ベッドから起きるのがひと苦労なんですよ‥」と話されるご利用者さん。
寝室を見せて頂くと‥。 ん‥? あらッ!!
今回は、「
過ごしやすいベッド回りの環境」についてお話します。
1、枕の高さは合っていますか?
枕の高さが合っていないと・・・
- ・息苦しい、息が詰まる感じがする
- ・首や肩が疲れる 又は 痛む
- ・唾液が気管に引っかかる、むせる
- などの症状が見られやすくなります。
Q:ご自身(またはご家族)の寝ている姿勢はどれに当てはまるでしょう?
A:正解は 1

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適正
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枕を敷いた状態で、
「顎を軽く引いたくらいの姿勢」
が良いとされています。
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枕が高すぎる‥・
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顎を引きすぎた格好になってしまい、 のどがつまった感じになってしまいます。
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枕が低すぎ・・・
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首がのけぞった形になり、唾液でムセたりすることがあります。
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2、ベッドからの起きにくさはありませんか?
力はあるのに、なぜか起きにくい‥
環境で考えられる原因
- ・マットレスが柔らかすぎる
- ・マットレスの上に、敷布団や毛布を敷いている
- ・マットレスの上に、厚めのカバーをかけている
- ・マットレスの上に、滑りやすい敷きパットを敷いている ‥など
◆敷き布団やマットレスが柔らかすぎた場合‥(下図は、布団の2枚重ね)
布団の柔らかさで腕が沈み込んでしまう。 → 支える腕に力が入りにくい!!
◆適度な固さのベッドだと
布団の沈み込みが少ない。 → 支える腕に力が入りやすい!!
◆対策◆
寝心地も大事ですが、肩や腰の痛みなど他の部分に支障をきたすことも‥。
対策しても起きづらいと感じるときは、いちど業者さんや専門家に相談してみてください。
よい、アドバイスをもらえると思います。