拡大 ]
 元に戻す |
[ 縮小 |
文字サイズ:

地域と連携しながら活躍する看護師~皮膚・排泄ケア認定看護師のご紹介~



訪問看護ステーション ハートパークはびきの
皮膚・排泄ケア認定看護師  田中 千恵
 

認定看護師とは、日本看護協会が定めた制度で、特定の看護分野において、看護ケアの広がりと質の向上をはかることを目的とされています。現在では、21分野の認定制度があり、私の分野は創傷ケア(Wound)ストーマケア(Ostomy)失禁ケア(Continence)を専門とする認定看護師です。
一般的には「WOCナース」と言われおり、私を含めて、はぁとふるグループには2名が在籍しています。

 

◆皮膚・排泄ケア認定看護師の役割としては、下記の通りです。

創傷: 「傷」と言われるすべてのケアに携わります。皆さんもご存じの褥瘡も含まれます。治療だけでなく、褥瘡のようにケアで予防できるものもあるため、看護としての大きな役割は「傷を作らない」が重要です。
ストーマケア: ストーマ造設前から、患者さんの精神面のケアを含め、社会復帰後までストーマのケアを行います。例をあげると、ケアをしやすい装具を選択したり、スキントラブルが起こらないケア方法を提案したりします。患者さんとは、長く関わっていきます。
失禁ケア: 尿・便失禁のケアや、それに伴うスキントラブルの予防・ケアを行います。排泄パターンをチェックし、その人にあった排泄ケアができ、またスキントラブルが発生したときは少しでも早く治癒するようにケアを行います。
 

 

どのケアも私一人では解決できないことばかりです。多職種が関わってケアすることが一番重要だと思っています。自宅で生活されている方で、皮膚・排泄ケアが必要な方がいらっしゃいましたら、ぜひご相談ください。