運動器ケア しまだ病院

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〒583-0875
大阪府羽曳野市樫山100-1

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専門外来

生きるよろこびをあきらめない。その人の「しあわせ」を考える。

当院での診療参加型臨床実習について

診療参加型臨床実習は、学生が診療チームに参加し、その一員として診療業務を分担しながら医師の職業的な知識・思考法・技能・態度の基本的な部分を学ぶことを目的としています。
当院では、近畿大学医学部の学生がスチューデント・ドクター(学生医師)として診療チームの一員に加わり、指導医のもとで診療に参加させていただく「診療参加型実習」が始まります。患者さんのご理解とご協力をお願いいたします。

診療参加型診療実習とは

患者さんのこれまでの経緯を伺い、基本的な身体診察、検査を行い、最終的に治療方針を決めるという、医療の実際を指導医のもとで学んでいくものです。この実習を通して、学生は医師としての態度と技能を学び、その学びは医師免許取得後の医師臨床研修へと受け継がれ、質の高い医療を患者さんに提供することにつながります。「良き臨床医」を育成するために診療参加型実習は必要不可欠な実習と考えておりますので、何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。

臨床実習医学生(スチューデンド・ドクター)とは

臨床実習医学生(スチューデント・ドクター)とは、全国医学部長病院長会議が認定する資格です。この資格は、全国統一の共用試験に合格し、実習に必要十分な知識、技術、態度を修得していると認定された学生に与えられるものです。

行われる医療行為について

診療参加型実習では、スチューデント・ドクターによって行われる医行為(※)があります。このスチューデント・ドクターによる医行為には、指導医の指導または監督のもとで実施することが認められているもの(レベルI) と、指導医が行う医行為を原則介助または見学するのみのもの(レベルII)があります。実際に学生が医行為を行う、または介助するにあたっては、必ず事前に患者さんに説明し、患者さんの同意を得た上で行います。

医療事故への補償

スチューデント・ドクターが行う医行為は、指導医の指導のもと、危険を回避するよう限定されています。しかし、患者さんの健康ないしプライバシーを損なうようなことが発生した場合には、指導責任医及び病院長の責任で適切に対応いたします。

拒否できる権利

診療参加型実習への協力を同意された後でも、その同意を取り消すことができます。同意を取り消すときはスタッフまたは担当医にお申し出ください。同意の取り消しによって、その後の診療などで不利益を被ることは一切ありません。

患者さんへ

当院では、学生が患者さんの診療に参加する場合は、必ず事前に患者さんにご説明し、同意をいただきます。一方、学生が患者さんの診療を見学することに関しては、スチューデント・ドクターの資格や守秘義務などの遵守を含めて情報を公開し、「学生が患者さんの診療を見学すること」を患者さんが拒否する機会を保証します。
当院における臨床実習に関して、ご質問のある方、臨床実習に協力すること(学生が診療を見学すること、学生が診療に参加すること)を承諾されない方は、スタッフまたは担当医にお申し出ください。

※行われる医行為

1.指導医の指導・監視の下で実施されるべき(レベルI)

診療の基本 臨床推論、診断・治療計画立案、EBM、診療録作成、症例プレゼンテーション
一般手技 体位交換、移送、皮膚消毒、外用薬の貼付・塗布、気道内吸引、
ネブライザー、静脈採血、末梢静脈確保、胃管挿入、尿道カテ挿入抜去、注射(皮下皮内筋肉静脈内)、診療記録
外科手技 清潔操作、手洗い、ガウンテクニック、縫合、抜糸、消毒・ガーゼ交換
検査手技 尿検査、末梢血塗抹標本、微生物学的検査(Gram 染色含む)、
妊娠反応検査、血液型判定、脳波検査(記録)、超音波検査(心・腹部)、
視力視野、聴力、平衡検査、12 誘導心電図、経皮的酸素飽和度モニター
診察手技 医療面接、
診察法(成人・小児・全身・各臓器)(侵襲性、羞恥的医行為は含まない)、
基本的な婦人科診察、バイタルサイン、耳鏡、鼻鏡、眼底鏡、直腸診察、
前立腺触診、乳房診察、高齢者の診察(ADL 評価、CGA)
救急 一次救命処置

2.指導医の実施の介助・見学が推奨される(レベルII)

一般手技 中心静脈カテ挿入、動脈採血・ライン確保、腰椎穿刺、膀胱洗浄
ドレーン挿入・抜去、全身麻酔、局所麻酔、輸血、眼球に直接触れる治療
各種診断書・検案書・証明書の作成
外科手技 手術、術前・術中・術後管理
検査手技 脳波検査(判読)、筋電図、眼球に直接触れる検査、超音波検査(判読)、エックス線検査、CT/MRI、核医学、内視鏡検査
診察手技 婦人科疾患の診察、妊婦の診察と分娩
救急 救命治療(二次救命処置等)、救急病態の初期治療、外傷処置

注釈:
1)ここにリストされていない診療科ごとの検査、治療への医学生の介助・見学は指導医の判断で許容される。
2)レベルIIの手技のうち、各大学、実習施設が侵襲性の低いと判断した手技(例えば、脳波、超音波など)については大学ごとのカリキュラムに従って、
個別同意を得て指導医の監視下で実施することは許容される。

出典元:一般社団法人全国医学部長病院長会議 診療参加型臨床実習のための医学生の医行為水準策定

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