第12回 スポーツ選手・指導者交流会のご報告
平成18年2月25日に「第12回スポーツ選手・指導者交流会 平成18年度 全国高等学校総合体育大会記念大会」を開催いたしました。
基調講演の講師である能代工業高等学校(※)のバスケットボール部の元監督である加藤 廣志先生をはじめ、パネルディスカッションのパネラーとして、アテネオリンピックシンクロ競技において立花、武田選手らをメダルに導いた井村シンクロの井村 雅代ヘッドコーチ、パルセロナオリンピックの池谷選手を育てた清風高校体操競技部部長 山口 彦則先生をお迎えしました。
基調講演は「バスケット王国の勝利哲学 〜基本は人づくり・組織作り〜」という、バスケットボールをやっている人はもちろん、それ以外のスポーツ選手や指導者でも興味を惹かれるものでした。
約1時間、会場を引き込む熱のこもったお話しをいただきました。一流の指導者になるには「本気」になれるか?にかかっていると感じました。能代工業が長年、日本のトップレベルを維持し続けている理由がわかりました。また、指導者の神様は「努力の神様」という事が理解できました。
まさにバスケットボール指導者の「神様」の講演の一部をご紹介します。
※能代工業高等学校
バスケットボールをしている選手・指導者の誰もが憧れ、目標とする高校バスケットボール界の名門校
○チームの約束事
1.練習を休まない:休む時は必ず連絡させる。
通学中に何か事故にあったのではないかと心配だから。
2.素早い「集合」の定着:時間がもったいない。
また、バスケットボールは攻防の切り換えが重要なスポーツであるので選手にとっての「心構え」の
養成にも有効。
3.礼に始まり礼に終わる:1回の挨拶が嬉しかったり、感動したりといった事がある。
人の心を動かすのは返事にある。
○夢を持つ
あきらめてしまう人と夢を持ち続ける人に分かれるだけ。
○自分のチームが他のチームに勝っている部分を発見
能代工業は
@ 足の短い選手が多かった(重心が低くルーズボールに強かった)
A スタミナがある(身体がしっかりしていた)
B 根を上げない(東北人特有の「粘り強さ」を持ち合わせていた)
○青写真なくて物事は成就しない
1.どんなチームにするか・・・そのために何をすることが必要か考える・・・。
2.思ったら即行動。
○長年の日本のトップチームとしてのレベルを維持できた秘訣
1.マネージャーの育成:先生は会議などもあり忙しい。
自分がいなくても同じ雰囲気で練習ができるよう、マネージャーに監督の次の権限を与え、
自分の分身を作った。
2.卒業するまで部員:引退後、卒業まで練習し、自分たちのレベルにまで後輩を育ててから卒業する。
後輩たちの力は3年生で決まる。
3.OBの活用:情報収集に役立つ(目標とする高校の練習方法などの入手にも役立った)
○一番辛かったこと
・3年生でメンバー入りできない子を発表する事:しかし選手の力関係は選手達が一番良く知っていた。
○「愛情」と「燃えるような激しい情熱」
1.困っている選手に手を差し伸べ、声をかけ、我が子のつもりで育てることができる愛情
2.バスケットのことを考えると、夜明けが待ち遠しい・・眠ってなんかいられない・・
早く練習したい。という情熱
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