運動器ケア しまだ病院

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生きるよろこびをあきらめない。その人の「しあわせ」を考える。
─私たちは「運動器ケア」をきわめることをここに宣言します

肩関節鏡手術の対象となる疾患について

1.反復性肩関節前方(亜)脱臼

 肩関節が脱臼すると靱帯や関節唇という軟骨が損傷を受けます。場合によっては骨折を伴うこともあります。初回の脱臼であれば適切な固定処置を受けることで完治が期待できますが、固定がなされなかったり、修復が十分でなければ反復性(クセ、脱臼を繰り返すこと)に移行します。手を挙げると抜けるような恐怖感や痛みが生じたり、ひどい場合は寝返りやくしゃみなどでも肩が脱臼するようになることもあります。スポーツ活動や日常生活に支障があるなら治療が必要です。
 一般的には肩のまわりの筋肉を鍛えることで少しは脱臼しにくくなることもあるようです。しかし、肩を挙げることが多いスポーツ選手(ラグビー・柔道・アメフト・スノボ)や強い外力が頻回にかかる方にはリハビリだけでは限界があり、手術をおすすめします。 手術ははがれた靱帯・関節唇・骨を元の位置に修復します。関節鏡での手術が可能で、修復には糸付きの小さなスクリューを打ち込んで、その糸で縫合して固定します。スクリューは通常2~4個用いますが、スクリューそのものは1年もすれば骨にとけてなくなってしまいます。
 手術後3週間はつけ外しができる装具で患肢を固定します。その人にもよりますが、術後4~8週間で日常生活に支障がなくなります。4ヶ月でスポーツ復帰可能ですが、ラグビーやアメフト、柔道などのコンタクトスポーツは6ヶ月で可能となります。

2.投球障害肩

 投球障害肩とは野球やバレーボールといったボールを投げたり打ったりする時に痛みを感じるスポーツ障害で、上方関節唇損傷や腱板部分損傷、インピンジメント症候群などが含まれます。
 治療はまず、肩に負担のかからないような投球フォームを獲得することを目標にリハビリを行います。肩の筋力(インナーマッスル・アウターマッスル)低下や柔軟性の低下といった肩関節機能が低下している状況と胸郭・体幹・股関節に問題があることが多く、これらをまずリハビリで改善していきます。当院では改善していく様子を選手・理学療法士・医師で共有し、ともに考え治療を進めていくようにしています。
 このようなリハビリでほとんどの場合症状は改善します。しかし、この改善が一時的であったり、維持できない場合に限って関節鏡手術が必要になります。手術は損傷された関節唇や腱板を修復するか切除するかの選択になります。術後2ヶ月半から5ヶ月で投球再開が可能となります。

3.腱板損傷(断裂)

 肩甲骨と上腕骨をつなぐ腱板という腱が切れてしまったものを腱板損傷(=断裂)といいます。腱板は肩関節運動時に安定して上腕骨が動くようにする働きを持っています。転倒などの外傷がきっかけで断裂することもありますが、はっきりした原因がなく、年齢的な変性で断裂することもあります。
 症状は肩関節の痛みと可動域制限で、痛みは夜間痛と運動時痛があります。夜間痛は朝方外気の温度が下がる時間帯に多く、寝返りなどによっても生じます。運動時痛は肩より物を上に持ち上げるときに生じ、力が入りにくいという特徴もあります。
 原因のはっきりしないもの、もしくは軽微な外傷によって生じた高齢者の断裂は手術ではなく薬や注射、適正なリハビリで症状が改善することが多く、腱板損傷という診断に至ったとしても直ちに手術を勧めるわけではありません。まずは手術をしない保存療法を行います。
 しかし、2~3ヶ月の保存治療を行っても疼痛が強く、筋力低下、可動域制限が著しい場合や強力な外傷によって生じ、夜間痛が改善しない場合には手術による治療をおすすめします。手術は断裂した腱板を元の位置に縫合します。腱板の縫合には糸付きの金属製スクリューを用いることが多いです。断裂の大きさにもよりますが、可能な限り関節鏡視下に縫合します。手術後3週間は外転装具を用いて肩を挙げた状態で固定しておきます。自分で肩を動かす練習は手術後5~6週間からで日常生活に支障がなくなるまで約2ヶ月必要です。

肩の造影MRIの図肩の造影レントゲンの図

4.肩関節拘縮・五十肩

 加齢により肩関節の弾力性が落ちて固くなり、炎症を起こしやすくなります。炎症を起こすと肩関節の痛みと癒着による可動域制限が生じてきます。一般的に『五十肩』といわれていますが、年齢が若ければ失礼がないように『四十肩』ということもあります。
 しかし、医師によってはどのような原因であっても『五十肩』と診断してしまう習慣があり、その中には肩関節のいろいろな病気が隠されていることがあります。長期間『五十肩』といわれ、治療しているにもかかわらず症状が改善しない場合は、原因をきちんと検索する必要がありますので専門医を受診された方がよいでしょう。
 症状は腱板損傷と同様で、疼痛と可動域制限です。夜間痛も強く、日常生活にも支障がでます。疼痛が軽減しても可動域制限が強くなるので、適切なリハビリが必要となります。数ヶ月たってもなおってこない場合は手術をおすすめします。
 関節鏡手術が優れていて、癒着を起こし固くなった関節包、靱帯をはがします。手術後早々にリハビリを開始します。

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