飛沫感染経路について

 飛沫感染経路とは、咳やくしゃみ、会話のときに空気中に散らばったばい菌を別の方が吸い込み感染症を発生する経路です。5ミクロン以上の大きさなので、空気中に浮遊し続けることはできません。空気感染とは違って、短い距離しか広がることが出来ないのです。

 インフルエンザや風疹、おたふく風邪が代表的な飛沫感染経路です。当院のガイドラインでは、患者様も職員も、風邪かな?インフルエンザかも?っと思ったときには、青いフィルターのついたマスクを付ける事にしています。紙のマスクや布のマスクでは、院内感染の対策にはならないとしています。

 そして、何より大切な予防策はインフルエンザや風邪にならないこと・・・インフルエンザのワクチンを患者さまにも職員にも打つことで予防できますし、冬が近づけば「うがい」 「手洗い」 「乾燥を避ける」 「栄養」 「睡眠」 を心がけることが飛沫感染経路の予防策の第1歩です。

飛沫についての説明図
法人事務局 感染安全管理担当
感染管理認定看護師 森下 幸子