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リハビリのつぼ [テーマ:安全な起き上がり方・座り方]

やってきました!「リハビリのつぼ」の時間です♪

前回は、「身の回りの環境」をテーマにお話をさせていただきました。
環境が整ったところで、次は起き上がり方・座り方について進めていきましょう。

「起きる・座る」方法は、特に決まっているものではありませんが、より楽に、そして安全に行えるコツや注意点などのポイントをご紹介していきます。

寝ている位置の確認

Q.みなさんは起きる時、ベッドや布団の端に寄りすぎていませんか?

■端に寄りすぎると・・・
端に寄り過ぎている図  ・起きる時に、手をつくスペースが狭く起きにくい
・座った時に、浅く座ってしまう
下向き矢印
ベッドからのずり落ち

ポイント
★起きる側のスペースを十分にあける
起きる側のスペースを十分にあけた図  ・横を向いて起きる時に手をつきやすい
・座った時に安定する
下向き矢印

しっかり座れるので、安心!


起き上がる方法

Q.起き上がる時、仰向けのまま行っていませんか?

■仰向けで起き上がると・・・
  ・腰に負担がかかる
下向き矢印
腰痛の原因!


ポイント
★横を向いて起き上がる
  ・腰に負担がかかりにくい
下向き矢印

楽に起きられ、
腰痛が防止できる!



起き上がる方向

Q.楽に起き上がれる方向は?

■真上に起きようとしても・・・
・体が支えにくい
下向き矢印
起きにくい!

ポイント
★やや前方方向へ起きる
・体が支えやすい
下向き矢印

起きやすい♪


手の位置

Q.体が支えやすい手(肘)の位置は?

■体の真下に肘をつくと・・・
・手に力が入りにくい
下向き矢印
起きにくい!

ポイント
★体のやや後ろに肘をつく
・手に力が入りやすい
下向き矢印

起きやすい♪


番外編  ― 介助時の注意点 ―

介助者の手の位置

Q.寝返りをする時は?

ポイント
・お尻(骨盤)と肩(肩甲骨)に手をあてる

■起き上がり時に、首を持つと・・・
・首への負担が大きく、危険!
下向き矢印
首を痛めるかも!?


ポイント
★肩を持てば・・・
・負担が少なく、しっかり支えられる
下向き矢印

首も痛めません♪


最後に
―正しい姿勢で座っていますか?―





チェック1
足がしっかり床についていますか?

矢印↓

浮いていると、踏んばれず不安定!
チェック2
しっかり奥まで座っていますか?

矢印↓

浅いと、滑り落ちの危険!