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リハビリのつぼ [テーマ:歩行]

 前回の「リハビリのつぼ」では、杖の合わせ方をご紹介しました。正しく合わせたところで、今回は、杖歩行時の注意点についてお話させていただきます。

前回の復習  ~杖を合わせましょう~

   

例:足が麻痺や骨折・痛みなどで不自由な場合・・・
→ 杖は、手で持ちます
※基本的に、杖は良い方の手で持ちます

歩行時の注意点 (その1) :すり足

すり足:歩行時、つま先や足の裏が床にすっている状態→ つま先が、しっかり上に上がっていない



床(段差)などにつまずきやすい



・カカトから床につける
・出す方の足を高く上げる
・踏ん張っている方の足へ十分に体重を移動する


歩行時の注意点 (その2) :目線





①お尻が後ろに引け、背中が丸くなる
→重心が後ろへ残り、バランス不安定
 足が出にくくなる

②前が見えにくいい
→人や物にぶつかる危険性あり



目線を上げる
→自然と姿勢も良くなり、安定
 周囲に注意が向く


歩行時の注意点 (その3)

椅子に座る時、机などを伝う時・・・





遠くから手を伸ばすと・・・
→足がついていかず、バランスをくずすす
→手をつき損ねる



机などに、足元を十分近づけてから手をつく


歩行時の注意点 (その4)

足先が外を向いていると・・・



椅子や柱に足をぶつける
→バランスをくずす


・左図のように、足先をできるだけまっすぐ向ける
・近くに危険なものがないか周りを確認する
・椅子や柱のすぐ側を通らない


歩行時の注意点 (その5)

玄関のマットやじゅうたんが・・・




めくれており、足が引っかかっている



・マットの上に足をしっかりのせる(左図)
・マットを固定する


身のまわりには、「危険」がいっぱいです!!
注意点を参考に、転倒のない生活を送って下さいね♪