拡大 ]
 元に戻す |
[ 縮小 |
文字サイズ:

看護講座-食中毒について

 食中毒とは、有害・有毒な微生物や化学物質等毒素を含む飲食物、水を人が口から摂取した結果として起こる下痢や嘔吐や発熱などの疾病(中毒)の総称です。

食中毒の種類

  1. 細菌性食中毒
  2. ウィルス性食中毒
  3. 化学性食中毒
  4. 自然毒食中毒
  5. その他
「1.細菌性食中毒」や、「2.ウィルス性食中毒」は、その原因微生物によってタイプが異なり、感染型食中毒を起こすものと、毒素型食中毒を起こすものがあります。

主な食中毒

ノロウィルス・カンピロバクター・サルモネラ属菌・腸炎ビブリオ菌・黄色ブドウ球菌ボツリヌス菌・病原性大腸菌等です。
梅雨など高温多湿になる夏期に、食中毒の発生が多くこのほとんどは、細菌性食中毒です。(冬期は、ノロウィルス等の食中毒に注意!)
細菌性食中毒の場合、原因となる細菌が食品中で増殖するとともに毒素を生産し、その食品を汚染することが食中毒の原因となります。

家庭でできる食中毒予防

○食品の購入

 新鮮な物、消費期限を確認してから購入しましょう。

○家庭での保存

 食品を持ち帰ったら、すぐに冷蔵庫や冷凍庫で保存しましょう。

○下準備

  • 手を洗い、きれいな調理器具を使いましょう。
  • 生の肉や魚を切った後は、まな板と包丁はきれいに洗いましょう。熱湯をかけた後、使用するとこが大切です。
  • ラップしてある野菜やカット野菜もよく洗いましょう。

○調理

  • 手を洗い十分加熱しましょう。
  • 細菌性食中毒の予防には、75℃で1分以上加熱しましょう。
  • (ノロウィルスによる食中毒の予防には85℃・1分以上の加熱を)

○食事

  • 清潔な手で、清潔な食器に盛りつけましょう。
  • 室温に長く放置しないようにしましょう。手洗いをしてから食事をしましょう。

○残った食品

  • きれいな器具容器で保存しましょう。
  • 温め直す時も十分に加熱しましょう。(目安は75℃以上)
  • 時間が経ち過ぎたら思いきって捨て、口に入れるのはやめましょう。


※一部厚生労働省ホームページより抜粋